「う、ウソだぁ……」
「本当だよ」
いつか羽音から「手、繋ご?」って言ってくれる日が来るのかな?
そう思うと、はやく羽音の心を自分のものにしたくて仕方がなくなる。
「と、とにかく! これからは部屋に入るの禁止だから……っ」
「えー、いいじゃん。彼氏なんだし」
「……っだ、ダメ! 恥ずかしいもん……っ」
恥ずかしそうに、掛け布団を頭からかぶってベッドの隅に縮こまる羽音。
なに、この可愛い生き物は。
俺の心臓、羽音に壊されそう……。
いくつあっても足りない。
「はあ……もう俺を困らせるのやめて」
「な、なんで黒澤くんが困るの?」
「羽音が朝から可愛すぎてツラい」
土曜日と日曜日会えなかった分、余計に会えたことの喜びでツラさが増してるんだと思う。
この嬉しいツラさは羽音には到底わからないだろうけど。
「もう、朝から意味不明だってば……」
「わからなくていいよ」
羽音のこの可愛い姿は俺だけの宝物だから。
絶対に他のヤツには見せたくない。



