結悠「そうかもしれませんね。
終わって欲しくない時間って
ありますもんね。」

恭吾「今…ですね。」

結悠「え?」

恭吾「僕は今、結悠さんと
こうして風鈴の音色に耳を傾けながら
この道を歩く時間。
…終わって欲しくないです。」

結悠「…はい。私もです。
夏に買いましょうか。風鈴。」

恭吾「そうしましょう。」

風鈴の音色を聞いた。それだけの事が
思い出に変わってしまうような…人だ。