恭吾「冷たく聞こえるでしょうね。
でもね、実際にそうなんです。
自分達のエゴで反対を押し切り
結婚する事を決めたのは君の両親です。
子供を育てるのは大変だったと思います。
お父様がリストラされたのは…
不運だったとしか言えないですけど
…でも…、全ての出来事に置いて
君の両親は子を持つ親として…甘いです。
幸せにする覚悟が持てないのなら
絶対に君を産むべきではありませんでした。」
結悠「…笹倉さんの言う通りです。」
だけど、相手は笹倉さんだ。
恭吾「でもね、僕は…感謝しますよ。
お母様が結悠さんを産んでくれなければ…
例え、犯罪に手を染める事になったとしても
お父様が結悠さんを育ててくれなければ…
僕達は出会えなかった訳ですから。」
