第四次元裏世界2214年×月××日
政府特別医療研究所

??「何……これ………」
研究所内で一人の女性は得体の知れない黒い物質が入った瓶を見てそう呟く
そんな彼女の元に一人の男性が近づいてくる

??2「どうしたんだ南波?」
心配そうにその南波と呼んだ女性のことをみて女性は咄嗟にその男性の方へと振り返り

南波「あなた……これ…見て頂戴」
南波は先程から不可解に感じていた自分たちが今まで研究し生み出したであろう黒い物質を男性に見せ

??2「!?なっ…何だそれは!!」
その黒い物質は僅かながら生命力を持っているようで不気味に蠢くと男性は驚きガタッと近くにあった机にぶつかり

??3「物音がしたから何かと思えばこれはこれは船晴ご夫妻ではないですか」
ニマニマと気味悪く笑いながらここのリーダーであろう年老いた老人の男は2人の元に来ては南波から黒い物質を奪い取りそれを愛おしく眺め
「素晴らしくはないですか?これこそ我々が生み出した世界兵器ですよ」

船晴「世界……兵器?どういう事ですか…院長」
男性は院長を半派睨みつけながら問い

院長「そのまんまの意味だよ僕はねずっとこれを作りたかったのさ…」
そう言い瓶から黒い物質を出すとすぐさまその黒い物質は院長の身体を呑み込み始めた
「さぁ!力を手に入れる時だ!クク…クハハハハハハ!!!!!!」
見る見る院長の身体は黒い物質に呑み込まれやがて全身を覆うと身体は変形し口からは牙が生え耳は尖りまさにその姿は“吸血鬼”のようであった

南波「い……いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

この日……
世界を恐怖におとし入れる第一夜目となった