「えっ、って美桜あんたまさか…」


ハハーッ、笑えないな。百合に言えない。既に関わってしまいましたって。


「そんなわけないでしょー!優等生の私に限ってそんなこと…」


「しませんってか?」


この声はまさか…あっ、私察した。今、逃げないと私、どこかに連行されるじゃん!


ーガシッー 

翔に両肩をがっちりと後ろから掴まれた。


「さっきはよくも肘鉄をかましてくれたな。(ボソッ)」


あれ、翔眼鏡かけてる?さっきはかけてなかったのに、なんでだろう?


「ハハーッ、人違いでは?」


頼みます、神様、仏様、天使様、私を魔王の手からお救い下さい。