五粒
契約をするには身体の一部が必要になる
例えば血とか
俺の場合は血だが竜胆はワクワクしているな
俺は竜胆の額と自分の額を当て
「我、翡翠は此の者を愛し、守ると誓う」
俺と竜胆の周りが光に包まれる
「我、竜胆牙狼は此の龍を愛し抜くと誓う」
俺の鱗が音を立てて輝く
竜胆の手には俺と同じ紋章が出る
「ガオオオオオオオオッ!!」
俺の咆哮が響き渡った
シャリンと鱗が鳴る
「綺麗だ………」
俺の元の龍の鱗の色は銀だった
だが
契約した今は虹色になっている
胸には紋章が映され輝く
「そりゃどうも」
俺はそっぽを向いて欠伸をした
竜胆は
「相変わらずだな」
と笑う
俺は人の姿になるが竜胆はまた吃驚していた
俺の髪の毛が虹色の透き通る色だから
(そりゃそうだろう)
俺は鼻で笑い歩き出す
翌日
「はよ!翡翠」
竜胆はと言いたいが牙狼は俺に命令をしてこうなった
「あぁ、おはよう」
名前呼びと歩み寄ることを命令され、仕方なく
仕方なく
やっている
「スゲェ」
などと周りは言うが俺は決してすごいとは思わない
主人を守るのが定めだからだ
当たり前のことだろうが
「翡翠」
俺を呼ぶ牙狼
「あ?」
俺はそれに顔を上げると牙狼はにこりと笑い
「行こうぜ」
と手を出す
俺はその手を取ることなく歩き出す
傷付けたくない
その柔らかなものを血で染めたくない
これは
愚かな私への罰だ
牙狼は俺に近付きそっと俺に触れた
「!?」
俺は吃驚しつつも暴れない
「俺が触れるのは良いだろ」
そんな顔してそう言われたら
「知らん」
頷く事しかできないだろう
私は屋敷が森にあるため龍の姿になる
牙狼はワクワクとしながら言うであろう言葉を無くす
「乗せないからな」
俺は怖いんだよ
落とすのが
「何でだよ、」
ショボンとする牙狼はどこからどう見たら学校一恐れられている不良なのだ
俺は溜息を吐きつつもしゃがむ
「乗せてくれるのか?」
キラキラとした目で言う牙狼
「早くしろ」
俺の背中に乗る感触
俺は翼を動かして飛び立つ
風の強さで吹き飛ぶほど軽くない牙狼だが此の風圧はまずいだろう
俺は翼を少し畳み丸める
「翡翠」
俺の翼に落ちる何か
それは
「何だ」
涙というものだった
「俺の話を聞いてくれないか」
それから牙狼は語ってくれた
生まれ育った環境
複雑な家系
喧嘩を始めた師匠の死
憎しみ
悲しみ
殺意
全て入り混じったような声で俺に言ってくれた
俺は黙ってそれを受け入れる
「俺は、目の前で家族を失った」
だからなんだというかも知れないし思うかもしれないが
「例え憎き親でもいるだけ幸せだなんて言えないが俺はそれでも生きていることが幸せだよ」
牙狼は俺に触れた
優しく
優しく
愛しそうに撫でる
「知ってるさ」
ーーーー親が育ててくれたことの愛を
俺は翼を動かして顔を上げると
「ガオオオオオオオオッ」
咆哮を上げる
牙狼はその姿を目にした
虹色の鱗が光に包まれ誇り高く叫ぶその姿に目を奪われる
「翡翠」
俺の言葉に首を傾げた
「なぜその名か」
それはな
ーーーー親が最初で最後につけれてくれた愛しい名前
そして
人を愛するため
「俺は人が嫌いだ」
牙狼は悲しそうに俺を見る
「だがお前と出会って」
変わった
愛しいものだと
守るべきものだと
触れて仕舞えば壊れてしまうほど脆く儚い
そんな人間が
俺は
愛したいのだ
やっと禁忌を犯した両親の気持ちが分かった
両親もきっとそうだった
互いに惹かれ合う
それこそ愛だと
知ったのだ
契約をするには身体の一部が必要になる
例えば血とか
俺の場合は血だが竜胆はワクワクしているな
俺は竜胆の額と自分の額を当て
「我、翡翠は此の者を愛し、守ると誓う」
俺と竜胆の周りが光に包まれる
「我、竜胆牙狼は此の龍を愛し抜くと誓う」
俺の鱗が音を立てて輝く
竜胆の手には俺と同じ紋章が出る
「ガオオオオオオオオッ!!」
俺の咆哮が響き渡った
シャリンと鱗が鳴る
「綺麗だ………」
俺の元の龍の鱗の色は銀だった
だが
契約した今は虹色になっている
胸には紋章が映され輝く
「そりゃどうも」
俺はそっぽを向いて欠伸をした
竜胆は
「相変わらずだな」
と笑う
俺は人の姿になるが竜胆はまた吃驚していた
俺の髪の毛が虹色の透き通る色だから
(そりゃそうだろう)
俺は鼻で笑い歩き出す
翌日
「はよ!翡翠」
竜胆はと言いたいが牙狼は俺に命令をしてこうなった
「あぁ、おはよう」
名前呼びと歩み寄ることを命令され、仕方なく
仕方なく
やっている
「スゲェ」
などと周りは言うが俺は決してすごいとは思わない
主人を守るのが定めだからだ
当たり前のことだろうが
「翡翠」
俺を呼ぶ牙狼
「あ?」
俺はそれに顔を上げると牙狼はにこりと笑い
「行こうぜ」
と手を出す
俺はその手を取ることなく歩き出す
傷付けたくない
その柔らかなものを血で染めたくない
これは
愚かな私への罰だ
牙狼は俺に近付きそっと俺に触れた
「!?」
俺は吃驚しつつも暴れない
「俺が触れるのは良いだろ」
そんな顔してそう言われたら
「知らん」
頷く事しかできないだろう
私は屋敷が森にあるため龍の姿になる
牙狼はワクワクとしながら言うであろう言葉を無くす
「乗せないからな」
俺は怖いんだよ
落とすのが
「何でだよ、」
ショボンとする牙狼はどこからどう見たら学校一恐れられている不良なのだ
俺は溜息を吐きつつもしゃがむ
「乗せてくれるのか?」
キラキラとした目で言う牙狼
「早くしろ」
俺の背中に乗る感触
俺は翼を動かして飛び立つ
風の強さで吹き飛ぶほど軽くない牙狼だが此の風圧はまずいだろう
俺は翼を少し畳み丸める
「翡翠」
俺の翼に落ちる何か
それは
「何だ」
涙というものだった
「俺の話を聞いてくれないか」
それから牙狼は語ってくれた
生まれ育った環境
複雑な家系
喧嘩を始めた師匠の死
憎しみ
悲しみ
殺意
全て入り混じったような声で俺に言ってくれた
俺は黙ってそれを受け入れる
「俺は、目の前で家族を失った」
だからなんだというかも知れないし思うかもしれないが
「例え憎き親でもいるだけ幸せだなんて言えないが俺はそれでも生きていることが幸せだよ」
牙狼は俺に触れた
優しく
優しく
愛しそうに撫でる
「知ってるさ」
ーーーー親が育ててくれたことの愛を
俺は翼を動かして顔を上げると
「ガオオオオオオオオッ」
咆哮を上げる
牙狼はその姿を目にした
虹色の鱗が光に包まれ誇り高く叫ぶその姿に目を奪われる
「翡翠」
俺の言葉に首を傾げた
「なぜその名か」
それはな
ーーーー親が最初で最後につけれてくれた愛しい名前
そして
人を愛するため
「俺は人が嫌いだ」
牙狼は悲しそうに俺を見る
「だがお前と出会って」
変わった
愛しいものだと
守るべきものだと
触れて仕舞えば壊れてしまうほど脆く儚い
そんな人間が
俺は
愛したいのだ
やっと禁忌を犯した両親の気持ちが分かった
両親もきっとそうだった
互いに惹かれ合う
それこそ愛だと
知ったのだ

