やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~

莉緒が目を覚ますとそこは見たことのない場所だった。
落ち着いたシックな色で統一された家具。
視線を移すと、自分が大きなベッドで寝ていることに気が付く。

誰もいない広い部屋。
ここはどこ?私はだれ?状態であたりをきょろきょろとしていると、その部屋の扉が開いた。
「部長っ!?」
扉を開けて入ってきたのは和哉だった。
「起きたか?」
黒のスウェット姿の和哉がペットボトルを手にして莉緒のもとに歩み寄る。
「もしかしてここって・・・」
「俺のマンション」
「・・・すみません!」
莉緒は飛び起きてベッドの上で土下座する。
「急に動くな。まだ気持ち悪いだろ?」
そう言ってベッドの端に座ると和哉はペットボトルのキャップを少し緩めて莉緒に差し出した。
「ほら。のめ」
「・・・すみません・・・いただきます」
遠慮がちに手を出すと莉緒はその水を少しのんだ。