「次は7階ですね」
地下2階の店舗から話が始まった会議。やっと7階の店舗まで話がいった時にはすでに夕方になっていた。
「では7階を担当している、企画執行部、高辻さん」
進行役の社員の言葉に莉緒が息をのんだ。
「はい。現在7階には8店舗が入っています。」
資料を見ないで話を進める高辻。
まっすぐに話を聞く職員の目を見ながら話を進めていく高辻を見ながら莉緒は変わらないその姿に胸が痛んだ。
『すまない。もう、こうして会えない』
背中を向けてそう言った高辻の声を今でも鮮明に覚えている。
ある日突然告げられたその言葉に、莉緒は何も言えなかった。
泣いてすがる気にもなれなかったのは、別れの言葉の後に聞いた衝撃的な言葉があったからだ。
『妻がいる』
離れた場所で淡々と話をしていく高辻を見つめると胸が痛みすぎて莉緒は目をそらし、資料を見るふりして、過去の記憶をしまい込もうとしていた。
地下2階の店舗から話が始まった会議。やっと7階の店舗まで話がいった時にはすでに夕方になっていた。
「では7階を担当している、企画執行部、高辻さん」
進行役の社員の言葉に莉緒が息をのんだ。
「はい。現在7階には8店舗が入っています。」
資料を見ないで話を進める高辻。
まっすぐに話を聞く職員の目を見ながら話を進めていく高辻を見ながら莉緒は変わらないその姿に胸が痛んだ。
『すまない。もう、こうして会えない』
背中を向けてそう言った高辻の声を今でも鮮明に覚えている。
ある日突然告げられたその言葉に、莉緒は何も言えなかった。
泣いてすがる気にもなれなかったのは、別れの言葉の後に聞いた衝撃的な言葉があったからだ。
『妻がいる』
離れた場所で淡々と話をしていく高辻を見つめると胸が痛みすぎて莉緒は目をそらし、資料を見るふりして、過去の記憶をしまい込もうとしていた。



