やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~

「悪い。お前は悪くないのに。八つ当たりした。」
「ふふっ」
シュンとしていたはずの莉緒が笑う。

「部長は優しいですね」
「ばか」
莉緒の言葉に和哉は耳まで真っ赤になった。
「ひとくち食べませんか?」
そう言って莉緒がパフェをスプーンですくい和哉の口元に運んだ。

「・・・うまい。半分こするか」
無防備な顔に戻る和哉に莉緒は笑った。
「私もいただきます」
莉緒はそう言ってパフェを一口食べた。
「んー!おいしい!」
二人はひとつのパフェを夢中になって食べた。

ふと莉緒は高辻を思い出す。
こんなこと誰かとしたの初めてだ。
高辻は甘いものが嫌いで、なんだか恥ずかしくて一緒に食事をするときに莉緒はパフェなんて頼むことはできなかった。