やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~

「4階と7階に店舗スペースが空いています。まだ決まっていません。」
和哉は真剣な表情でいろいろと視線を移しながら確認しているようだった。
じっくりとデパート内をまわり、気づけばあたりが暗くなっていた。

さすがに徹夜だった莉緒の顔に疲れが見え始める。
ちらりと莉緒を見た和哉は「悪い。夢中になりすぎた。」というと、最上階にある喫茶店に莉緒を連れて入った。
和哉の言葉の意味をよく分かっていなかった莉緒は不思議に思いながら和哉について行く。
「コーヒーブラック。ホットで。」
店員に先に注文をしたのは和哉だ。
「私も同じので。」
莉緒が続いて注文すると和哉は莉緒を厳しい目で見た。
「すみません。やっぱりコーヒーひとつキャンセルで、ミルクココアとチョコレートパフェください。」
和哉が店員に伝える。
店員にメニューを渡しながら莉緒がまだ不思議そうにしていると、和哉がまだ厳しい表情で莉緒を見ていた。