やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~

和哉は困ったように微笑みながら莉緒に近づくと、莉緒の手を引いてソファに莉緒を座らせた。
「待ってろ」
寝室から布団を持ってきて、和哉は莉緒の体をソファに横にするとその体に布団をかける。
莉緒が申し訳なさそうにうつむくと、和哉は莉緒の前にしゃがんでその頭を撫でた。

「まるでおいて行かれた子供だな。」
「ごめんなさい・・・。」
聞こえるギリギリの声の大きさの莉緒。
和哉は首を横に振ってから、もう少しでできるから待ってろと告げてキッチンへ戻った。

ソファからはキッチンにたつ和哉が見える。

一緒に買ったおそろいのエプロンをしている和哉に莉緒は温かな気持ちになった。

そして自分の心に繰り返す。
大丈夫・・・大丈夫・・・と。