やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~

和哉は莉緒の体を抱き上げた。
莉緒は恥ずかしがる余裕もなく、和哉の首にそっと手をまわした。

その体が小さく震えている。

和哉は心配がつのった。

マンションの部屋に入ると和哉は莉緒を連れて浴室に向かった。
温かいお湯を湯船にいれ、莉緒の服を脱がせると浴槽に抱き上げて入らせた。
がたがたと震えている莉緒。
和哉は服を着たまま、一刻も早く莉緒の体を温めようと、莉緒の体にシャワーでお湯をかけた。

莉緒は首を和哉の腕にもたれかからせて目を閉じている。

真っ青だった莉緒に少しづつ顔色が戻ると、和哉も濡れた自分の服を脱いで浴槽に一緒に入った。

莉緒の肩にお湯をかけたまま、買ってきたメイク落としで莉緒の顔を拭き始める。
少し体が楽になった莉緒が目を開けると、和哉がものすごく真剣な顔で自分を見つめていた。