やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~

結局二人が決めたのはシンプルなジーンズ生地のエプロン。
和哉はほかにもキッチン用品や、二人分の生活雑貨を買った。

莉緒は自分が使わせてもらうからと、会計の時に財布を出したが、和哉が先にカードで支払ってしまった。

せめてもと莉緒は和哉の使うエプロンだけは支払って、お互いにプレゼントをしあうようにした。

「すごい買いましたね」
「だなー。俺の部屋ほとんど何もなかったしな。キッチン用品。」
「そうですか?最低限はありましたよ」
「そうか?でもあともう一つ欲しいものがあるんだよ。」
「なんですか?」
大きな買い物袋を持った和哉と、小さな袋を持った莉緒は開いているほうの手をしっかりとつなぎながら歩いていた。
「焼肉したい。ホットプレート買って、最近、鍋もついてるやつあんじゃん。」
「一人暮らしだとできないですもんね。」
「あーでも餃子パーティーしたいな」
和哉は莉緒を実現させたいことをどんどんと言葉にしてくれる。