やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~

和哉は莉緒に、唐揚げを作ってほしいとリクエストしていた。
その食材を買いにスーパーに来た二人。

唐揚げにはビールだろうとビールも買い込む。

和哉は自分の食べたいものを作ってもらうからと、タクシー代を払っていた。
きっとそんなのは口実で、莉緒に遠慮させないためだと莉緒自身はわかっている。

スーパーでの買い物も、結局生活用品を買ったからと和哉が支払った。
こういうところはスマートだ。

「なんか・・・慣れてません?」
「ん?」
「・・・いえ。」

二人で手を繋いで歩きながら莉緒がつぶやくと和哉は莉緒の方に耳を近付けた。
なんだか表情が曇っている莉緒に和哉もすぐ気づく。
「なんだ?」
「いえ」
「なんだよ」
「何でもありません」