やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~

「じゃあ、遠慮なく」
そう言って莉緒が和哉の腕に自分の腕を絡ませる。
背の高い和哉の腕に手を絡めると、和哉が少し莉緒の方に体を傾けた。
「これは・・・照れんだろ」
そう言って耳まで赤くなる和哉。

「本当は私、こうやってスーパーで買い物するのあこがれてたんです。」
少し照れながら莉緒が和哉の耳に口を近付けて言うと和哉は持っていたスーパーのカゴを持ち替えて、莉緒の方の手を開けると、莉緒と手をつないだ。
「このほうが歩きやすいだろ」
そういう和哉の耳はさらに赤くなっている。

「部長って照れると耳まで真っ赤になりますよね。かわいすぎです」
「ばかっ。お前・・・。ばかっ」
しどろもどろになっている和哉に笑いながら莉緒は繋がれた手の温かさと大きな安心感に包まれていた。

「さて、あとはお肉ですね」
「了解。あっちだな」
莉緒の言葉に和哉はすぐに高い身長を生かして売り場を見つける。