やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~

「ばれましたじゃないんだろ。無茶して」
その言葉に莉緒は少しうつむきながらつぶやいた。
「いやだったんです」
「ん?」
和哉がさらに莉緒の方にかがんで耳を近付ける。
「部長がなれなれしくほかの人と話してるの・・・」
聞こえるか聞こえないかの声に、和哉は一瞬動きが止まる。
「ぶふっ!はははっ!」
急に和哉が吹き出して爆笑した。

「それやきもちだろ!」
「・・・だって・・・」
「かわいすぎんだろ!やきもちかー。最高だな」
頬を膨らませる莉緒に和哉は笑いながらその唇を奪った。

「よし!帰るか!」
そう言ってタクシーを拾う。

二人はタクシーの中でも手をつなぎ、ぴったりと寄り添っていた。