やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~

「市橋の担当してる店舗に関しては俺もこれから会議に出る。」
「え?」
和哉の言葉に莉緒は首を傾げた。
「俺はデスクワークもちゃんとするけど、それだけっていうのは性に合わないんだ。だからここに勤めるときも条件で俺も最前線で現場に出させてほしいっては要望を出してる。今はまだ、わからないことも多いし、担当してる店舗もないからな。市橋と一緒に現場に出て、勉強する。」
やっぱり変わっている人だ。
「わかりました・・・」
部長クラスになるとかなり忙しいはずだ。それは莉緒はよく知っている。

『悪い、会議が入って週末も仕事になった』
こんなことだって
『仕事が長引いて帰れそうにない。今夜は会えない。』
こんな夜だって数えきれなかった。

会いたいときはいつだって仕事が忙しくて会えなかった・・・。そのくらい忙しかったはずだ。

もしかしたら嘘だったのかもしれないけど・・・。