やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~

「なんかおもしろい本あったか?」
和哉がタオルで頭を拭きながら莉緒のもとに戻ってきた。
「ありすぎです!部長の趣味というかセレクト、最高です」
興奮気味に言う莉緒に和哉が笑う。

莉緒は少し冷静になって
「部長の髪を乾かすのが私の特権ですよね」
と話しかけた。

「お前、煽んなほんとうに。おとなの男演出してんだから」
和哉は笑いながらそう言って、莉緒の前に座った。

「部長のつむじ見るの、新鮮です。」
背の高い和哉が自分よりも低い位置に座っている姿を見て、莉緒はまた得をした気分になった。
「お前、ちっこいからな」
「部長がでかいんです」
「まぁな」
莉緒が和哉の髪をドライヤーで乾かしていく。