やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~

決して近くはない場所へタクシーで向かう莉緒。かなり焦っていた。

山積みの仕事のことなど一瞬にして忘れながらタクシーの中で、気づけば和哉からもらったペンを握りしめていた。

莉緒はタクシーが止まると料金を支払いすぐに大きな建物の中に入って行った。

案内された場所の扉を開ける。

「先輩!本当にすみません!」
そこには古屋がベッドに横になっていた。

「現場に連絡して聞いて・・・びっくりした・・・」
走ってきた莉緒が少し息を切らしていると、古屋は申し訳なさそうにベッドに横になりながら頭を下げた。
「盲腸っす・・・」
「へ・・・?」
莉緒が現場に連絡をすると、古屋が救急車で近くの病院へ運ばれたというものだった。