やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~

「市橋も我が部署のエースだからな。期待してるぞ。」
「ありがとうございます」
この課長は莉緒が入社した時から育ててくれた。かなり莉緒を気にかけ、信頼してくれていて、大きな仕事も任せてくれる。
「では、結果は書面にまとめてお渡ししますね。」
莉緒は頭を下げて自分の席に戻った。

「大丈夫なんすか?」
「なにが?」
「いつものことでもありますけど。かなり忙しいのに。」
「大丈夫。」
「先輩、俺にできる仕事あったらまわしてくださいね。頑張りますから。」
「ありがとう」
莉緒は後輩に恵まれたことに感謝しながら、山積みの仕事に取り掛かり始めた。

莉緒の名前を指名して企画チームに入れたがる上司が増えている。
同じように、古屋の評価も上がっていることが莉緒はうれしかった。