やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~

「市橋」
「はい」
莉緒は課長に呼ばれて席を立った。
「すまんが現場見てきてくれるか。〇〇駅の木製インテリアの店だ。」
「はい。」
「コンサルタントしてから半年たったからその評価を出したいんだ。でも行けなくてな。なかなか。」
「了解しました」
莉緒たちのコンサルティング会社では店舗コンサルティングしてからもニーズさえあれば定期的にもう一度リサーチをしたり、店舗にアンケートをとったり、何度か改善を行っている。
「悪いな。お前も忙しいのに。」
「いえ。午後には行けるかと思います。結果をご報告しますね。」
「頼む。」
最近、マーケティング課はかなり忙しい。人事異動が落ち着きもうすぐ夏になろうというとき。
店舗コンサルタントを手掛けているが、イベントもコンサルティングすることもあり、夏はイベントも多かった。そこに来て、4月に入社した社員が辞めてしまい人員も不足していた。

研修期間が空ける間際での退職が続いていて、育てる側もモチベーションが下がり始めていた。