やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~

「本当に申し訳なかった。」
これで3回目だ・・・。莉緒は高辻に頭を下げられるたびに心が痛んだ。
「謝らないでください。」
「・・・莉緒」
「・・・はい」
「これで莉緒に会うのは最後にする。」
「はい」
莉緒は今までで一番の笑顔を高辻に見せようと頬をぐいっとあげた。

「今まで、ありがとう。」
「いいえ。」
「莉緒。」
「はい」
「幸せになれ」
高辻はそう言って莉緒に笑顔を見せた。

その笑顔はどことなく真に似ている。