君の笑顔が見たいから






その日は入学式だけしかなかったから、前日に越してきたアパートに帰って荷解きを始めた。



ちょうど最後のダンボールの片付けが終わったところで、



────ピンポーン



インターホンが鳴ったのでドアを開けに向かう。



ガチャ、


ドアを開けた瞬間、目の前に立っている人物を認識して目を見開く。



「…怜哉、さん?」



「お前…なんでここに?」



しばらく固まっていた凛愛だけどハッとしたように箱を差し出してきた。