君の笑顔が見たいから


私にはあんなに心配してくれるような友達はいない。


そう思った瞬間、頭に浮かんだのは…岡田さんだった。



なんで今、岡田さんの顔が出てくるんだ。


私はそんな存在を必要としていない。



最近は、よくいろんな事について考えるようになった。


前まで何事にも無関心だった私が沢山考えて、でもそれを自分で否定し続けた。



少しオレンジになってきた空を横目に家までの道はもう何も考えまいとずっと下を向いて歩いた。