「うん。来てくれた」 「よかった!間に合ったんだね!」 もう頬の赤みは完全になくなってるから、この事は言う必要はないだろう。 ほんとに怜哉は駆けつけてくれたんだし。 「でも真本くんに言うみたいになって、結局逃げちゃって、宮坂さんがなにされるかわかってて行かなかった意気地無しの私も悪いし、…ごめんね、宮坂さん」 パンッと手を合わせてぎゅっと目を閉じた岡田さん。