2人が出たあとに続いて、私も書斎から出る。
「凛愛」
「怜哉。待っててくれたの?」
てっきり部屋に戻っていると思っていた怜哉は、書斎の前の手すりにもたれて待っていてくれた。
「ああ、大丈夫だったか?」
「うん!2人とも優しい人でよかった」
そう言ったら、驚いたように目を見開いた。
「優しかった……?母さんはわかるが、父さんにキツいこと言われなかったか気が気じゃなかったんだけど」
やっぱり怜哉は夕哉さんのこと、勘違いしてる。
「夕哉さんはとっても優しい人だよ。私の家族のことでも心配してくれたし、怜哉のことちゃんと認めてる。小さい頃から大変なことばかりさせて申し訳ないって言ってた」
