君の笑顔が見たいから


「…っもういいです!」


結局怜哉に負けてお嬢様3人組は走って戻っていった。



「…ありがとう」


まさか本人の怜哉が現れるとは思わなかった。


噂をすればなんとやらだ。


「……ごめんな」


「なんで?怜哉のせいじゃないじゃん。明らかにあの3人が悪いでしょ。逆に…迷惑かけてごめんなさい」



怜哉が眉を下げて謝ってきたからそれは違うと否定した。


だって怜哉は悪くないじゃん。


それに自分が原因で殴られるの迷惑って言ってたし。