君の笑顔が見たいから


────コンコン


「入れ」



怜哉がおそらく書斎だろう部屋のドアをノックしたら、中から低い声が聞こえた。



怜哉に続いて入った部屋は、本と木の匂いがした。



書斎っていうから本棚とデスクがあるのかと思ったけど、想像とは少し違った。



左側の壁には私の身長よりはるかに大きな本棚があって、真ん中にテーブルがある。




そのテーブルを挟んで、ソファが対面に2つ置かれている。



応接間みたいな感じでもある。



「君が宮坂凛愛さんかな?はじめまして。怜哉の父の真本夕哉です。こちらは妻の怜香」



「はじめまして、凛愛さん」