「それが窮屈で一人暮らししたいって言ったら、父さんはあっさり許してくれたけど、たぶん色んなとこから見られて監視されてるのは変わってない」
「なのに一人暮らししてるの?」
「ああ、使用人に頼ってばっかじゃなくて自分で生活できるようになりたいし、1人で暮らすのもだいぶ楽」
やっぱり怜哉は考え方が凄い。
こんな豪華な暮らししてたら、甘えて自分は何もしないで過ごしそうだよ、私なら。
「それに」
「……?」
まだ何かあるんだろうか。
「ここに住んだら、凛愛と一緒に学校行けないだろ?」
私の耳に顔を近づけて、そう囁いた。
