君の笑顔が見たいから


「おはようございます。怜哉様、それから宮坂様」




車に乗り込んで、挨拶をしてくれたのは運転手の佐々木さん。



「お、おはようございます。よろしくお願いします」



「ははっ、落ち着けよ」




噛みそうになった私を見て、怜哉が珍しく声を出して笑う。




「……っ、怜哉様」



そんな怜哉を見て、驚いた顔をしたのは佐々木さん。



「ああ、よろしく」




佐々木さんにそう言った怜哉と、2人で乗るには広い車内で他愛のない話をしているうちに、真本家に着いた。