君の笑顔が見たいから






それから時が過ぎるのは早くて、あっという間に土曜日になった。



────ピンポーン




「はーい……おはよう!」



「おはよ」



午前9時。



怜哉が迎えに来た。



「下に佐々木の車、待たせてあるから行こう」



「うん」



いざ行くとなったらやっぱり緊張する。



そんな私の心を読んだのか、怜哉が頭をポンと撫でて、手を繋いでくれた。




「ありがとう」


言いたくなった感謝の言葉を素直に口にする。




「ん」



相変わらずぶっきらぼうだけど、怜哉が優しいことを私はちゃんと分かってる。



だからきっと。



お父さんも怜哉に似て、優しいと思う―――…。