「え、すごい……!ドラマみたい!おめでとう」



怜哉との出会いを思い出して、想いが繋がった翌日。



私と柚希は昨日行けなかったパンケーキを食べに来ていた。



キラキラと瞳を輝かせた柚希に、頬を緩めてお礼を言う。



「柚希が叱ってくれて、勇気をくれたからだよ。ありがとう」



柚希に言われなければ、私はずっと逃げていて、怜哉と向き合うことを恐れていた。




だからほんとに柚希には感謝しかない。



「何言ってるの。凛愛が頑張った結果でしょ」



そう言って、ニコッと元気を振りまく笑顔を浮かべた柚希。



そんな事言ってくれるんだから、柚希には敵わない。