「怜哉、ほんとにありがとう」
「うん?そんなに何回も言わなくてもいいけど」
「違うの。今日のことだけじゃなくて、色々今までほんとにありがとう」
今日だけじゃなくて、怜哉には今まで沢山助けてもらって、励ましてもらった。
「怜哉にはいっぱい助けてもらったから、私も怜哉の力になりたい。何かあったら少しでもいいから頼ってくれると嬉しい」
一瞬、目を大きく見開いた怜哉はふっと頬を緩ませて「ありがとう」とひと言だけ返事をした。
怜哉が笑えるならそれでいい。
"あの子" がどんな子かはわからないけど、怜哉にとってすごく大切な子ということはわかる。
