少し切なそうに目を細めた怜哉の表情に、気付かないふりをして、毛布で顔まで覆う。 「今日はうちで寝てろ。今お粥作るからちょっと待ってて」 そう言って、毛布の上から私の頭をポンポンと撫でてきた。 「っ……!」 不意打ちはずるい。 熱くなる頬を隠すように、毛布を握る手に力が入る。 一瞬、気持ちが上を向いたけど、さっきの会話がフラッシュバックして、胸が締め付けられる。 怜哉のその行動には、特別な意味があるわけじゃないんだよね。 「できたけど起きれるか?」