1度沈めた腰をまた浮かして、興奮したように疑問符ばかり投げかけてくる。



それを落ち着けるように、ひと息ついて悠陽の疑問に答える。




「ああ、受けない。父さんには断ってって言っといた。凛愛を見つけたばっかで離すつもりなんてないし」




その答えを聞いて、悠陽はより一層驚いたように目を見開いた。



「お前……変わったな」




一言、そうポツリと呟いて穏やかに微笑んだ悠陽の真意はわからなかったけど、なんとなく嬉しそうな悠陽を見て、頬を緩ませた。