君の笑顔が見たいから


それから、パーティーで走り回ったり出来るはずもなく、隅っこに座ったまま、俺と彼女はお喋りに花を咲かせた。




好きな食べ物はなんだ。



将来何になりたい。




そんな他愛もない話をして、時間は過ぎていった。




すると、唐突にその子は悲しそうに眉を下げて俺に問いかけてきた。



『れーくんは、なんでそんなにかなしそうなの?』




―――悲しそう?



あんまり表情を変えず、感情を無いものとして生きてきた俺にとって悲しそうな顔がどんななのかわからなかった。