「お久しぶりです。怜哉様」 実家からの迎えの車に乗り込んで、俺に声をかけたのは運転手の佐々木。 高校が始まってから一人暮らしを始めて、それから1度も実家に戻ってないので、佐々木と会うのはかなり久しぶり。 「ああ」 短く返事を返して、広々とした車内の窓際に腰掛ける。 1人送るために無駄に大きな車を使うところは相変わらずだ。 実家まで1時間ほど走って、到着した。 久しぶりに帰ってきた家では、相変わらず沢山の使用人が忙しそうに動き回っていて、視界に俺が入ると、立ち止まり綺麗なお辞儀をする。