「ありがとう……ホントに柚希がいてくれて心強いよ」



だから私も彼女に笑顔を返す。




「凛愛のその気持ち、応援するから大事にしてね」



そう言って、再度微笑んでくれた柚希に笑顔をうかべたまま、コクリと小さく頷いた。




「友達と恋バナしてるなんてなんか新鮮……!」




柚希はそう言って目をキラキラと輝かせた。



私もそう思う。




入学したての頃は、友達なんて作る気なかったし、恋愛なんてもってのほかだった。



必要以上に人と関わる事は避けようと思っていたし。