* 「凛愛、おはよ!」 校門を過ぎたところで柚希と会った。 話しながら教室まで一緒に向かう。 あの騒ぎからしばらく経って、クラスのみんなは私の事を腫れ物扱いするか、結城さんの事を鵜呑みにして嫌うか、柚希のように味方になってくれるか、の3つにわかれた。 中学の時は、1人も味方がいなかったから、柚希の存在には本当に救われた。 奈子と同じような感じで、無視されていたら今度こそ私はどうなっていたか分からない。