君の笑顔が見たいから


向かった先は、保健室。



とりあえず凛愛を休ませることが先だ。




「失礼します」



ひとこと言って入ったけど、保健の先生はいなかった。




「凛愛、少しベッドで休んでいけ」




そう言って、凛愛を1番奥のベッドに座らせる。



「まって、怜哉、もう……い、くの?」




凛愛は、ゆっくり休んだ方がいいかと思って、出ていこうとしたら後ろからのか細い声に足が止まった。



振り返ると、いつもは表情をあまり変えない凛愛が泣きそうな顔でこっちを見ていた。




「あっ、なんでもない。ごめ、なさい」