それを見た瞬間、思わず力が抜けて、膝から崩れ落ちた。
「……れい、や」
「立てるか?」
体の震えは止まらなかったけど、怜哉の手に掴まらせてもらってなんとか立ち上がる。
「行くぞ」
特に目的地は言わなかったけど……とにかくこの教室から離れたくて、怜哉に着いていく。
怜哉は私が歩いている間もずっと手を握ってくれていて。
今は誰かに寄りかかっていないと、どうにかなってしまいそうな私は、助けられた。
怜哉が来てくれた。
"あのとき" とは違う。
────なんで君は、こんなにも私が助けが欲しい時に駆けつけてくれるんだろうか。
