「凛愛、1人で抱え込むなよ。人は1人では生きていけないんだ」 何を思っているのかその無表情からは読み取れないけど、目を合わせず前を見据えて放った怜哉の言葉に、ぎゅっと胸が締め付けられる。 「……なにが、言いたいの?」 「いや、ただの俺の経験論。独り言だと思って聞いて」 「……」 「俺は誰かに頼らずに生きていくんだって、漠然とだけど小さい頃から思ってた」 黙って怜哉の話に耳を傾ける。