そう言って、少しだけ声のトーンをあげた凛愛。 「甘いもの好きなのか?」 「うん、甘いものは好き」 「そっか」 凛愛に甘いものが好きってイメージはなかったから、そのギャップにふっと頬が緩んだ。 その瞬間、目を見開いて固まった凛愛。 「どうした?」 なにかあったのか心配になって顔を覗き込む。 「だって……怜哉が笑ってるの初めて見た…」 その言葉にハッとした。 「俺、今笑ってたのか……?」