碧くて、淡い【完】



初めて三河君と2人で話した。


隣で声が聞こえる。


心がふわふわ浮き立ち、今自分がどんな話をしているのか、全く分からない。



ちゃんと答えられているだろうか。



「家、どの辺?」

「電車なんだ」そう答えると、

「駅まで送るよ」と言ってくれた。