碧くて、淡い【完】



 ◆◆◆


こんなんで良いのだろうか。


カラオケに行った日から、定期的に頭の中を支配しに来るようになったそれは、たまに来ては嘲笑っていく。


もし、絵梨たちから離れたら、今まで頑張ってきたものはどうなるのだろう。


慣れない制服の着方も、化粧も、
キラキラに馴染めるように努力してきた。


それに三河君とも話せなくなるかもしれない。