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「花田さんって、大人しい感じが名前と合ってる気がする」
三河君には気づかれていたのか。
どうして今更、もっと早く誰かから言われたかった。
でも、もし私が清原さんたちの側だったら、こんなこと言われていただろうか。
でも、この言葉は強かった。
あの時の私が救われた気がした。
これを境に、三河君の言葉がどんな誰の言葉より鮮明に耳に届くようになった。
三河君の声は穏やかな鐘のように私の胸に響く。
「俺、自分の名前嫌いだよ。
三河って、三途の川みたいじゃん。
縁起が悪そうだから嫌い。それに大も。
キラキラネームじゃん。」
そんな風に思っている三河君はかわいいと思った。


