碧くて、淡い【完】



私は、「花田愛美」という名前が嫌いだ。


小学生までは好きだった。

漢字がかわいいし、口に出したときの音もかわいい気がする。


でも、中学生になって、自分の名前が嫌いになった。


中学生になった途端、周りが私よりも敏感になって、置いてけぼりになってしまった。



6年生と中学1年生。


たった1年。


大人から見たら差程変わらないだろう。

でも私たちにとっては、180度違う。


私は反転した世界に飛び込めないまま、ずっと一人だけ逆立ちしているような気分だった。