碧くて、淡い【完】



「愛美ってさー、名前と顔合ってるよね」


何気なく言われた、絵梨の言葉。


良かった、という安堵(あんど)
何も見てないんだなという虚無。
知られたくないのに、知ってほしい。


私の中に、矛盾が渦を巻いて侵略してきた。


「あー確かに~、顔かわいいもんね」

七瀬も絵梨の言葉に同意し、

「ねえ、2人もそう思うでしょー?」と近くにいた、松本君と三河君に話しかけた。