碧くて、淡い【完】



 ◆◆◆

「愛美~!今週の土曜日、カラオケ行くんだけど行かない?」

お昼になって、絵梨がお弁当を持って私の机に来た。

カラオケに行くことが2人の決定事項のように聞こえた。


2人で決めたのかな。

いつも3人でいるのに。


絵梨は弁当を置き、近くにあった机と椅子を適当に取ってきて、私の机にくっ付けている。

楽しそうに話す彼女を見て、考えるのを放棄した。

自分を誤魔化していることに、本当にこれで良いのかと思ったとき。


あの日から。


2人との間に細い溝が出来た気がした。

私が勝手に2人に溝をつくっているだけ。