碧くて、淡い【完】



ドキッとした。

心臓を押し潰されたかと思った。
こいつは俺のどこまでに気づいてるのか。

俺にはああいう女子が合ってるはずだ。
学年で上位の女子。

「あーだって、美人じゃん。」
と七瀬の視線をはね除けるように言うと



「最低。」

七瀬は今までに見たことないくらい、冷めた目をして、うっすら涙が溜まっているように見えた。

それからの七瀬は今まで通りだった。
さっきの出来事だけぽっかりとどこかへ行ってしまったようだった。